08/07/20 21:57:37
原価70円、売価100円 10個仕入 月初在庫・期末在庫0 チャージ60%のケースで考えてみます。
①廃棄0の場合
一般小売:売上1000-原価700=売上総利益300 最終利益300円
コンビニ:売上1000-総売上原価700=売上総利益300 300×40%=最終利益120円
もし一般会計でコンビニを処理した場合:売上1000-原価700=売上総利益300 300×40%=最終利益120円
②販売9、廃棄1の場合
一般小売:売上900-原価700=売上総利益200 最終利益200円
コンビニ:売上900-(総売上原価700-廃棄原価70)=売上総利益270 270×40%-営業費70=最終利益38円
もし一般会計でコンビニを処理した場合:売上900-原価700=売上総利益200 200×40%=最終利益80円
①と②の各項目での最終利益の差額の意味を検討してみます
一般小売:①300-②200=100 これは原価70と販売益30が1個分減ったことを意味しています
コンビニ:①120-②38=82 これは原価70と販売益30×40%が1個分減ったことを意味しています
もし一般会計でコンビニを処理した場合:①120-②80=40 これは原価70のうち30を本部が負担しています
もっと分かりやすくする為に③仕入11個、販売10、廃棄1の場合を考えてみます。
一般小売:売上1000-原価770=売上総利益230 最終利益230円
コンビニ:売上1000-(総売上原価770-廃棄原価70)=売上総利益300 300×40%-営業費70=最終利益50円
もし一般会計でコンビニを処理した場合:売上1000-原価770=売上総利益230 230×40%=最終利益92円
①と③の差額は
一般小売:①300-③230=70 廃棄原価70を店が負担しています
コンビニ:①120-③50=70 廃棄原価70を店が負担しています
もし一般会計でコンビニを処理した場合:①120-③92=38 これは原価70のうちチャージ率と同じ40%の負担を店がしています
廃棄になった商品、品べりを起こした商品、その負担は誰がすべきか。
答えは分かりきっています。そしてその正しい答えに沿った会計処理をなさねばなりません。