07/08/04 16:59:50 a+MaoZIN0
「フィリピンで東京ドーム450個分の広さのエビ養殖」と架空の事業を謳い、約4万人から総額およそ
600億円を集めて破綻した、ワールドオーシャンファーム[WOF](東京都台東区)。
代表は黒岩勇、息子の黒岩厚宏は監査役。
WOFは2001年設立。全国で説明会を開催し「一年で二倍になる」等と説明。匿名組合を受け皿に
一口10万円から出資を募った。さらに出資者をピラミッド型にランク分けし、勧誘成績上位に多額の
報酬を与えて競争心を煽るマルチ商法で組織を拡大した。
ところが2007年1月から、10日毎の分配金の支払いを「税務署の通達」を理由に一方的に中止。
新規代理店の募集も打ち切られ、出資者から解約・返金の申し出が相次いだ。
他方で2007年2月、別会社「ワールドオーシャン基金」を設立し、同様の出資金の募集を開始。
5月末には「ファーム」「基金」の両社名で「台風が養殖場を直撃したため、米国に全資金を投入
したが、運用先の不備で米当局に凍結された」として、期限を示さず支払いの先延ばしを通知した。
6月には被害者が出資法違反容疑で告訴、週刊誌、新聞、テレビなど各メディアが取り上げ始めた。
同社は「フィリピン・ルセナ市に広大な養殖場がある」と説明していたが、ルセナ市によると同社の
現地法人は昨年、約6万5千円の魚の売り上げしか報告しておらず、集めた金を配当に回すだけの
「自転車操業」の実態が明らかにされた。
7月31日、ついに警視庁生活経済課が関係先28カ所を含む一斉捜索に乗り出した。
黒岩勇は過去にもユーゼン、IASプロデュースなどのマルチ商法を展開し破綻させている。
またWOF以外にも「日本奉仕会」「日本経営者協会」といった、かつて名士が名を連ねたが現在
休眠状態にある財団法人の理事に就任するなど「WOFの次」を見越した動きも見られていた。
仕手銘柄として知られる東証1部シルバー精工株をWOF名義で出資者への告知なく大量取得して
おり、6月時点で約500万株、第6位の大株主である。
黒岩は現在消息不明。関係者の間では、国内、アメリカ、フィリピン、さらにはキューバ逃亡説まで
出ているという。
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