08/07/14 00:12:55 JE45+wXW0
>>395です。スタンフォード プロトコルの治療法の一つにトリガーポイント
リリース(痛みの中心を指圧し、筋肉をほぐし、痛みを軽減していく治療法)
があります。
私の場合、前立腺と精嚢への抗生剤の直接注射治療を完了してから、
毎日これを行っています。不思議なことに、以前は触れるとあれほど痛かった
前立腺は、(直接注射のおかげか?)今は全く痛くなくなっており、残るは
(直腸内部の)尾骨周辺と、同じく直腸内部の左の壁のところにトリガーポイントが
計2つあります。このトリガーポイントですが、前立腺からかなり離れたところにありますが、
そこから前立腺に向けて筋肉(筋?)のようなものが走っており、また、不思議なことに、
日によってトリガーポイントの位置が微妙に変わったり、痛みの程度が違ったりします。
私の愁訴は尾骨周辺痛なのですが、スタンフォード プロトコルを紹介している書籍、
「A Headache in the Pelvis」にも骨盤鈍痛症候群(CPPS)の症状として尾骨周辺痛が
記載されており 、私のトリガーポイントはその本に図解されている、尾骨周辺痛の
トリガーポイントと一致しています。
少し前振りが長くなりましたが、慢性前立腺炎とは何らかの原因(細菌、ストレス、SEXなど)
で前立腺組織に炎症が起こり、それが原因で前立腺につながる筋肉(あるいは筋)が
痛みのために収縮し、それが(炎症が無くなった後でさえ)恒常的になってしまった
状態なのではないでしょうか? こう考えると、前立腺に炎症があろうと無かろうと
(もちろん無いほうが治療上良いのですが)前立腺炎の症状(正確にはCPPSの症状)が、
"骨盤内の筋肉が元通り弛緩しない限り"、出現することになります。
やってみるとわかりますが、トリガーポイントをなくす事は、マッサージによる
ぶり返し等もあり、かなり時間がかかります。しかし、アメリカでは70%の
CPPS患者の方に治療効果があったとの事です。(*トリガーポイントリリースは
スタンフォードプロトコルの治療法の一部分ですので、これだけやっても70%の方に
治療効果がある訳ではありませんが、非細菌性慢性前立腺炎の方には特に
効果的な治療法だと思います。)