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「マクロライド長期少量投与療法」は、直接的な抗菌作用を目的とせず、
少量の服用を長期間続ける治療法です。びまん性汎細気管支炎(DPB)、
慢性気管支炎、喘息、さらに慢性副鼻腔炎や滲出性中耳炎などに試みら
れています。その作用機序はよく分かっていませんが、粘液分泌抑制作
用や、細菌が作る防御膜「バイオフィルム」破壊作用などが考えられて
います。
アレルギーを起こすことが少なく、ペニシリン系やセフェム系抗生物質
にアレルギーのある人にも使用できます。