08/03/11 01:57:13 ECymWSCL0
>>505
糖尿由来の腎症は、糖尿初期から始まります。それから進行してゆき、実際に腎機能に支障がでるまでになのまでには、タイムラグがあるのです。
すなわち、糖尿性腎症=糖尿病が重度という認識は、間違いです。
さて糖尿をお持ちの方の、透析に関してですが、短命になりやすいというデータ自体に、間違いはございません。
しかし所詮は平均値ですので、個別においては、各人に大きな隔たりがあるのです。
つまり、データ数値は気にしないでほしいのです。
何故、糖尿の透析患者が短命に陥りやすいかといいますと、第一に血管の状態が、よくないということがあります、
神経障害などとも関係しまして、透析における血圧状況が、不安定となったり、何か身体トラブルがあった場合において、脆弱な血管の状態が、処置をする上で困難の原因となります。
第二に血糖値が不安定ですと、水分摂取量が増え、透析が困難になりがちで、
透析効率が思うようにあがらないこと。
そしてこれら様々な要因により、心疾患を併発しやすいこと。
透析導入後の血糖値管理が悪くなりやすいことも多く、こういった要因により、短命を招きやすいのです。
糖尿の透析患者さんが、短命を避けたい場合は、
血統管理をしっかりとする。
水分管理をしっかりとする。
栄養をしっかりととる。
透析をしっかりと受ける。
適度な運動で、筋肉量の増加と、基礎的な体力をつける。
僅かな身体の異変も見逃さず、医療者としっかりとした意思の疎通に心がける。
特に心臓の変調に対しては神経を使う。
といったところですね。
不安や疑問があれば、ネットで聞くのではなく、主治医に確認できるような環境作りも大切ですよ!
一日置きの通院とは、逆に考えれば、常に医療の管理下において、体調管理が出来ているということです。
場合によっては、健常者よりも大病に陥り、手遅れになるようなことが少ないともいえます。
透析患者さんで、長生きする人は、やはり一日置きの通院を上手に利用していますね。