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緑茶が進行性前立腺がん抑制、1日5杯以上で危険性半減
緑茶をよく飲む男性ほど、進行性の前立腺がんになる危険性が下がることが19日、
厚生労働省の研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査でわかった。
1日5杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ、危険性は約半分だった。
研究班は、40~69歳の男性約5万人を対象に、1990年代初めから10年以上にわたって追跡調査。
404人が前立腺がんを発症した。うち114人は、前立腺以外にもがんが広がっている進行性がん、
271人が前立腺にがんがとどまっているタイプと診断され、16人は不明だった。
こうした患者の食生活を調べたところ、緑茶1日5杯以上飲む習慣がある人は、1日1杯未満の人に比べて、
前立腺がんになる確率自体は変わらなかったものの、進行性のがんに発展する危険性は52%に減った。
動物実験などで、緑茶の成分のカテキンは、がん細胞の増殖や、
前立腺がんの危険性を高める男性ホルモンのレベルを抑えることが分かっている。
(2007年12月19日11時35分 読売新聞)