07/08/19 10:53:19 HI7l70u50
【基礎体温について】
ホルモンの乱れを原因とする機能性不正出血の場合、基礎体温表が原因の推定に役立つことがあります。
婦人科でも、診察の結果 器質的な出血原因が見つからなければ 基礎体温をつけて経過観察するよう
指導されることも多く、予め2~3周期分の基礎体温表を用意して受診すると診断がスムーズです。
・基礎体温とは、体温を変動させる因子が最も少ない安静状態で測定した体温のことです。
具体的には、朝 目覚めたら布団に寝たまま婦人体温計を舌の下に当ててくわえ、検温します。
・正常な生理周期がある女性では、生理開始からしばらくの間 低温期が続き、
排卵を境に0.3~0.5℃程度上昇して約2週間の高温期に入り、次の生理とともに再び下降します。
・基礎体温は基礎体温計(婦人体温計)で測りましょう。普通の体温計では目盛りが大雑把すぎます。
(基礎体温は0.01℃刻みの微妙な体温の高低を見るものなので、それが測れない体温計は×です。)
・最低でも4~6時間以上の睡眠の後でないと正確な数値が出ません。徹夜で起きている最中に測るのは×。
普段と起床時間帯が異なったり風邪等の日は備考欄にメモし、測り忘れの日はそのまま1マスとばします。
あまり日々の動きの細部にとらわれず、グラフ全体としての傾向をつかんでください。
・始めて間もないときは測り方の不慣れなどから数値が安定しないことも多く、
最低2~3周期続けてからでないと低温期・高温期を見極めるのは難しいです。
低温期・高温期は相対的な落差から判断するものであり、絶対値が○℃というだけでは分かりません。
個人差や季節などによって高温期に入ったといえる絶対値は変わってきます。
参考
・基礎体温の知識
URLリンク(www.terumo-womens-health.jp)
・基礎体温表作成・管理ができる
URLリンク(www.yaoi.org)
URLリンク(www.webstyle.ne.jp)