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【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは】
排卵が阻害されて卵巣内に多数の卵胞がたまり、月経異常や不妊を引き起こした状態です。
肥満、多毛等の男性化、糖尿病や高血圧などの合併症を伴うこともしばしばあります。>>3
なお、複数の卵胞が卵巣内に存在する状態は 健康な女性でも2割程度には見られるとされ、
排卵障害を伴わない単なる多嚢胞性卵巣(PCO)であれば、疾患とは扱いません。
【診断基準】
日本での産婦人科学会の診断基準は、以下の3つを満たすこととされています。
1).月経異常(無月経、稀発月経、頻発月経など)
2).LH(黄体形成ホルモン)が高く、FSH(卵胞刺激ホルモン)は正常範囲
3).卵巣の多嚢胞化(ネックレス・サイン)
・欧米では2).の代わりにアンドロゲン(男性ホルモン)の高値を挙げていますが、
日本人では必ずしも男性化傾向が顕著でないため、むしろLHのほうを基準としています。
・肥満、多毛、ニキビ等、その他の随伴症状も診断の参考となります。
・卵巣内の複数の卵胞だけでは、多嚢胞性卵巣「症候群」とは断定できません。
URLリンク(www9.plala.or.jp)