カフェイン過敏症 Part 2at BODY
カフェイン過敏症 Part 2 - 暇つぶし2ch984:病弱名無しさん
08/06/28 20:52:08 IJEtTibN0
シカゴにあるランドルフの診察室に、私は患者としてではなく、本書の共著者として訪ねました。
ランドルフの客となった最初の日に、私は朝食のテーブルでコーヒーを捜しましたが、
彼の言葉の端から彼が決してコーヒーを飲まないことを知らされました。
私はこれまでの20年間、毎日少なくとも1杯は飲んでいたので、内心おだやかではありませんでした。
事実、その当時私は減量のためにある種のダイエットをしていて、毎食後に必ずコーヒーか紅茶を飲むことにしていたのです。
困り果てた私を見て、ついに彼の妻のタディは、食器棚の後ろに手を入れるとカフェイン抜きのコーヒーの
入った古い壷を取り出してくれました。このようなときのために、と彼女がとっておいてくれたものです。

その日遅くなってふとした会話のとき、ランドルフは私の"コーヒー中毒”についてそれとなく触れたのです。
私はびっくりしました。そして彼が、私たちが書こうとしている患者と同じ部類に私を分類したことに少々傷つけられました。

私は彼が間違っていることを証明するために、シカゴにいる間はコーヒーに手を触れないと無言のうちに誓いました。
しかし、この決心は三日坊主に終わりました。3日目には疲れきって、私は文字通り椅子にも座っていられない状態に
なっていました。この本を読んだ後でなら、皆さんもよく理解できる反応だと思います。ランドルフの診察室での重要な
ミーティングのさなかで、私は席を外さなければならなくなりました。私はシカゴの町中へまっしぐらに歩いていき、
炎の上でコーヒーが湯気を立てて、客が誘惑するようにコーヒーカップを掲げているレストランをいくつも、わき目も
ふらずに通り過ぎました。私は禁断症状を消す必要があったのです。「負けた」という思いがしたまさにそのとき、
私はウォータータワー・ショッピングセンターのフレンチスタイルの喫茶店の前を通り過ぎていました。挽きたての
コーヒーの香りが漂ってきて、気がつくと熱く馨しいジャワコーヒーの大きなカップの前に座っていました。


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