08/08/30 06:06:01 mynXnyDZ
>>350
小学生のコンクール、意味が無いと思う? それがあるのだ。
古典芸術では型がなにより重要。型を小さい頃にどれだけ身に
つけたか、それをコンクールで計ることが可能なのだ。
「型が身についているからこそ型破りができる。型がないのは
カタナシ」これは、ある歌舞伎役者の言。バッハやモーツァルト
など音楽史の偉人が、みな幼少で天才教育を受けた人たちだった
という事実は、偶然ではない。特に技術面では、ピアノの場合、
恐ろしい事に十代で発達が止まってしまう。二十歳を過ぎたら、
技術が低下しないよう必死に維持するだけとなる。今のところ、
あるレベル以上の弾き手になるためには、子供のころ頑張るしか
方法が知られていないのだ。頑張った子供には、ピアノの神様から
一生の宝物がプレゼントされる。スズメ百まで踊り忘れずで、
大人になってから多少技術的に低下したところで全く弾けなくなる
わけではないのだ。ピアノの技術習得は脳神経の発達と密接に
関わることで、言語の習得などと類似している。
つまり、子供の頃の訓練で「ピアノ脳が育つ」んだよ。