08/07/22 23:15:57 n1D17Ndo
宮崎のオッサンの作品を“おとな脳”で納得できるためには
神話や昔話、中世ヨーロッパの歴史の知識に加えて、
ユング(河合隼雄)、レヴィ=ストロース、ジョセフ=キャンベル、柳田國男、宮本常一(+網野善彦、司馬遼太郎)、J・R・R・トールキン、カール=マルクス、サン=テグジュペリ、クトゥルフ神話なんぞについて、ある程度の知識がないと無理。
あのオッサンの教養が、その辺の材料で作られているから。
だから、下手に「あれはこうで、これはああで…」なんて考えると、今回のポニョのようにオッサンがマーケティングも“映画の文法”も無視して、「こどものために」なんていう免罪符持ち出してやりたいことを好き勝手にやった作品は、絶対消化不良を起こす。
ゆえに、“常識”をなーんにもわかってない、現実と空想の世界の区別がない年齢の人間か、“常識”を相対的に捉えるようになって「どーでもよくなった」人でないと、きついだろうな。
特に、どうしても日々の生活で“常識”に縛られざるを得ない“子育て世代”の人にとっては、厳しすぎるなポニョは…