08/03/10 15:32:04 HjHb/669
HameYwSIに釣られて過去スレを見に逝ったら、良レスを発見。
こっちの方がよっぽど>>117=127の参考になると思う。
377 名前: 名無しの心子知らず [sage] 投稿日: 2007/10/31(水) 12:40:46 ID:omKHMfE0
認知=物の見え方だよ。
発達に遅れがあるという事は、受け取った情報を伝達する回線のどこかに問題があって、
脳に入っていきにくい状態だという事。
定型の子なら、溢れる情報をスポンジのようにどんどん吸収して、
それが成長につながっていくんだけど。
更に、自閉の子は、回線のつながり方が一定でないので、
情報をうまく処理しきれず、脳に伝わった時点で、普通の人とは違った形で映っていたりする。
それが、いわゆる認知のゆがみ。
特に小さい頃は、回線のつながり自体が悪いから、
必然的に発達も遅れ、興味がとても狭い、半径50cmの世界に住んでいる、
という評価をされるような状態になる。
もう少し大きくなっても、まだ回線は不安定で、
本人は混沌とした中に生きていて、とても不安な状態が続くから、
同じ物を見たり持ったり集めたり、同じ事をする事で何とか落ち着こうとする。
これが同一性保持や常同行動。
マークや字のように、決まった形ものを好むのもその為。
外界の変化は不安でしかなく、周りからの要求は、本人にとっては理不尽でしかない。
苦痛を感じても、言葉で気持ちを表現する術を知らないから、パニックという形でそれを表す。
それが、自閉症状が一番きつい時期と言われる、大体2~3歳代の状態。
それを過ぎると、身体の成長と共に脳やその他が発達するからか、
回線のつながりが良くなり、周りの世界がはっきり見えるようになり、
言葉が増えたり、他人に対しても興味が出てきて、
まるで別人のように、積極的に行動するようになったりする。
ちなみに、自閉度が高い低い、濃い薄いと言うのは、回線のつながり具合と安定度の事。
中には、特定の部分だけ回線のつながりが妙に良い子もいる。
まあ、これらはあくまで自閉症の話。
知的障害を伴う場合はまた違うけど、最終的に高機能で落ち着く子は、
こんな感じの子が多いみたいだよ。