08/01/08 20:58:00 A5hE+Axl
ある主張の”構造”と”価値観”は別物ですよ、と申し上げております。
個人主義という”価値観”をみんなに強要する”構造”を持った
主張はファシズムであるかないか、ということですね。
ファシズムという語の定義を最も広く
『ある特定の価値観をみんなに強要する”構造”を持った主張』は
ファシズムである、とすれば(常にこう考えるべきと言っているわけでは
ありません)、個人主義をみんなに強要するファシズムもある、
ということですな。
PTAが良いと信じている人は、「良いものをみんなに強要するのは良い」
と思うわけです。強要する”価値観”が良いものと信じているから。
そこで、価値観論争をしても仕方がないでしょう? 個人の感じ方なんで
すから。
だから、”価値観”の善し悪しは議論せず、”構造”に着目してNOと
言う方がよかろう、と主張しています。どんなに良い(と誰かが信じる)
”価値観”でもそれは関係ない。みんなに強要するという”構造”が
いかんのだと。
違法性云々を言うのにイキナリ現行憲法に飛びつくのは雑な議論です。
その前に注目すべき法令はいくらでもあります。
「和をもって尊しとなす」は、現在は法令上の根拠はありませんが、
”価値観”としては未だに強い影響力を持っています。PTA擁護派も
この”価値観”を多用してはいませんか? これを持ち出されると
反論しづらくなりませんか? その時にこそ”構造”に着目すると
いいんじゃないかなあと。