08/01/31 09:27:39 wGVwn1Il
URLリンク(www.iwanami.co.jp)
これらの例から,ホンツィクらは,次の2点が重要であると強調している.
・ 子どもの心理的機能の発達は,年齢によってかなり変化する.
・ 将来の地位の予測は,子どもの特殊な機能の発達
(知能・学力・人格・その他の能力)を継続的に研究したとき,信頼性をもつ.
図2は約200名の知能指数の変化の分布である.これをみると,2歳から18歳の間にIQは平均15~19も変化し,
50以上変化している者さえ,少数だが存在する.ホンツィクは,このようなIQの変動について,
その人の生活環境との関係を重視し,知能の測定値の変化は,両親の学歴や社会性経済性などによる
家庭の知的水準によって方向づけられていく傾向があると指摘している.
(本書「知能の考え方の多様性と見方」より)