07/09/03 13:24:36 p0lNMPLP
>>487
軽度発達障害は、脳の物理的・化学的な障害です。親のしつけの問題ではありません。
最近増えているように見えるのは、それだけ検査機器などが発達し、
微細な障害を検出することができるようになったから、という理由が大きいと思います。
また、保護者が発達障害についての知識を持つようになり、
子どもの様子を見て受診する人が増えているというのもあるでしょう。
病院では、各種心理検査、MRIなどの脳の物理的検査、生育歴(幼児期に多動などがあったかどうか)、
などを総合判断して、診断をつけます。
発達障害の場合、親の躾けの問題だと誤解され、親が周囲に責められることによって
スムーズに育ってくれない子どもへの苛立ちからくる虐待や、本人が適切な療養を受ける機会を逃す、
という弊害が出る可能性もあります。
ただし、(未診断の)ASやLDなどの発達障害によって「扱い難い子」であった子どもが
親や教師から必要以上に叱られたり、行動を否定されたり、適切な養育を受けられずに来てしまい、
その結果、AC的に育ってしまった・・というのは、
特に、発達障害が知られていなかった時代にはよくあったことかもしれません。