07/07/29 03:34:02 XjSu2sck
別スレからの写し
イヌをつかった動物実験です。
イヌを縛りつけて電気ショックを与え続けます。
どんなに努力しても、その苦しみから逃れることはできません。
次に、そのイヌを別の部屋に連れていき、また電気ショックを与えます。
ただし、今度は低い柵をジャンプして飛び越えれば電気ショックから逃げられます。
普通のイヌをこの部屋に入れると、最初はドタバタとしますが、
すぐに電気ショックから逃げる方法を学ぶことができます。
ところが、最初に電気ショックを受け続けたイヌは、この部屋に入ってまた電気ショックを
受けたときには、ドタバタすることさえしません。
ただ、うずくまり、じっと電気ショックを耐え続けるのです。
このイヌは、自分がどんなに努力しても苦しみから逃れられないと学んでしまったのです。
絶望してしまい、無力感に陥ってしまったのです。
逃げるための努力をすることもできません。このような状態を「学習性絶望感」とか、「学習性無力感」と言います。
客観的には、いくらでも逃げることができるし、その力があるように思えるのですが、
しかし、逃げることができません。
低い柵があるだけなのですが、ジャンプすることができないのです。
人間がジャンプさせようと思って後ろから押しても、動こうとはしません。
力づくで無理やり引きずったり、抱きかかえるようにしないと動けなくなってしまったのです。
人も動物も、希望を失って絶望すると、力を失ってしまいます。