07/07/26 01:29:45 mL5jst/w
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「半分は擬態うつ病」
「この患者は擬態うつ病の可能性が高い」と話すのは、『擬態うつ病』
(宝島社新書)の著書がある精神科医の林公一さん。
擬態うつ病とは林さんの造語で、「患者が自己診断などでうつ病だと
勘違いしている症状のこと。
最近では、診療を受けに来る患者の半数くらいはこのタイプ」という。
彼らの特徴は非常にうつ病に詳しい点。ネットや書籍を調べて知識を蓄え、
医師に診てもらう前にうつ病だと自己診断してしまう。
「このため医師の診断と食い違ったり、薬が効かなかったりすると、
おかしいと怒り出すこともある。最終的には、『ここの医師が自分に合わなかった』と、
病院を転々とするのが典型的なパターンです」と林さんは話す。
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「うつ病と間違いやすい擬態うつ病」
うつ病は脳の神経伝達物質であるセロトニンなどが変調を来たす病気です。
症状は週や月単位で持続し、抗うつ薬がよく効きます。
一方、擬態うつ病は症状が似ているものの、脳の機能異常が原因ではない
心の落ち込みで、こちらは抗うつ剤があまり効きません。
双方の見極め方法はありませんが、擬態うつ病は気分が日によって変わったり、
何年も続いたりする場合が大半のようです。
「自分は病気に逃げ込んでいるのではないか」と考える真性のうつ病とは
対照的で、苦悩に対し、生き方の姿勢が病気にすりかえられた状態で、
必ずしも医学的な治療法が無いのが現状です。