07/06/14 00:12:37 /pu5tljn
>>693
言葉の全肯定と、善意の全肯定が重要です。
相手が何か変な事を言った?と感じたら、先ず相手は自分に善意を持っていると信じます。
次に、「相手の言葉が変」なのではなく、「自分の解釈が不十分」であると置き換えます。
今度は、自分の解釈は何が不十分なのかを検討します。
ここからが厄介です。発言の前提がそもそも違う場合は、
その前提が違うという事を知っていなければ再解釈できないのですが、
「いつも用いる前提」「自明の前提」を洗い出すのは大事業で、時間が掛かります。
そしてその前提と、相手の前提とが異なるという事を予め知っていて、漸く、再解釈できます。
だから何か新しい「自分特有の前提」が出現すると、そのたびに慌てるしかありません。
しかしとにかくどのような再解釈であれ、すべき事はまずはこれです;
「自己判断を否定し、他者判断が肯定されるような他者の思考過程を構築する」
この「自己否定」が難しい…でも、自己否定だけが他者理解への道です。
「あいつは変だ」じゃなくて、
「何故あいつは変な事を考えたのか、俺はあいつじゃないけれど、理屈を知りたい」という事です。