07/06/01 01:57:36 HPd+6jd+
本当は探していた
自分に合うモノを
うるさい犬が私を食べる
きっと鋭い犬歯は
私の芯までしみこんで
愛で満たされて
絞め殺されるだろう
うわっつらの
この皮膚にさす
光の道しるべ
ありきたりなセリフに身をゆだねたあいつは
涙を流していた
何に感動するわけでもなく
ただ ただ
痛みで快感を覚え
優しさで孤独を覚えて
そして変わってしまった街並みの
はじっこの はじっこの
私の中へ 私の中へ
良いものは
きっと知らないけれど
こんなに大きな木が
私を見下す
だから
私が見下す