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人格障害の考え方の変化
「人格障害」の前身が「人格異常」です。
人格異常の概念は、18世紀以降のヨーロッパの精神病質概念からきています。
ちなみに、人格障害という考えはアメリカ式の考えです。
ドイツ人の学者には精神病質を
「精神的な異常であるが、最悪の場合でも精神病とすることはできないが、
最も軽い場合でも正常と言うことができな精神状態にあるもの」と定義しました。
つまり、精神病質を精神病と正常者の中間、境界、移行状態と考えたのです。
これと反対の考え方を示したのがさきほとでてきたシュナイダーという人の考えです。
精神病質を「病気とは無縁で、むしろ正常からの偏位、逸脱」としました。
また「その人格の異常性のため本人が悩むか、社会を悩ませるような異常人格者を精神病質者という」としています。
人格障害の種類
人格障害には3つのグループ10種類に分けられています。
クラスターA、B、Cという風にグループ分けられます。
A、遺伝的に分裂病気質を持っていることが多く、自閉的で妄想を持ちやすく、
奇妙で風変わりな傾向があり、対人関係がうまくいかないことがあります。
ストレスが重大に関係することは少ないですが、対人関係のストレスには影響を受けます。
このグループに含まれるのは
「妄想性人格障害」「分裂病質人格障害」「分裂病型人格障害」の3つです。
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