07/04/23 15:45:07 tw5YBKkT
自分を許すと書いたのは、私。私自身が被害者。
10年かかってカウセリングと集団心理療法の道のりをざくざくっとまとめて書いた。
今、許せない人がいても、それもわかるし、自分を許せない状態の人もわかる。
そこを卒業したという人の気持ちもなんとなく分かる。実際、私は妹にカミングアウトしたら
うそつき扱いされた。被害にあったことよりも、もしかしたら、家族や周りに理解されなかったことが
一番悲しかったかもしれない。妹も被害者なのに、共感しあうことはなかった。
妹も思い出したくはなかったんだと思う。母親は、早く忘れなさいとしか言わなくなった。
そのうち「いつまでも言ってないで」といわれるようになった。
なんでも話して、この不条理さと無常さを感じてる自分の思いの答えを求めていたような気がする。
犯罪で家族が分断させられてしまう。何が一番いいのかと思って、対面よりも、
匿名性が強いほうが正直になりやすい掲示板やら自助サイトを選んで書き込みを続けていたら、状態がよくなった気がした。理解してくれる人は
いないんじゃないんだなと思って。仲間同士だと、何に困っているのか理解し提案してくれる人もいたし。
2年間自助サイトの管理人もやってみた。
もともと負けず嫌いのところもあって、犯人に縛られているような
行動よりも、自分のためになることにエネルギーを注ぐことを考えた。
めちゃめちゃ勉強したり、働いたりいろいろ。だけど、やりすぎてすぐ体を壊す。
それで、理解されたかったら理解されるような行動をとることと、理解してくれるようなところへ行くことかなと考えた。
何も語らずにして、察してほしいと切望していた時期があったけど、一人一人考え方は違うから、自分から理解していただくという気持ちがないと、誰にも理解してもらえなかったり、
事件で失った純真さや純朴さ、素直さをフル活動させないとならないことも知った。事件自体は、残虐非道なものだから、やっぱり忘れられないし、
時間がたっても、悪夢を見たりしてる。それでも、時間はとまっててはくれないから。
長いので、いったんきります。