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妄想性障害
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一般に、妄想性障害は成人期中期から後期にかけて発症します。妄想は奇異な内容のもの
ではなく、後をつけられている、毒を盛られる、感染させられる、だれかが遠くから自分
のことを愛している、配偶者や恋人に裏切られるなど、実生活でも起こり得るような状況
を含んでいます。妄想性障害の亜型もいくつか知られています。
被害型の場合は、だれかが自分に対して陰謀をたくらんでいる、見張られている、中傷さ
れている、嫌がらせをされているなどと思いこみます。裁判所など行政機関に訴えて、繰
り返し正当性を主張しようとします。まれに、想像上の迫害に報復しようとして、暴力的
な手段に訴えることがあります。
妄想性障害は、もともと妄想性人格障害(人格障害: A群:奇妙で風変わりな行動を参照)が
ある人に発症します。妄想性人格障害の人は、成人期初期から他者の行動や行動理由に対
して全般的な不信と疑い深さを示します。発症初期には、人に利用されていると感じる、
友人の誠実さや信頼に執着する、悪意のない言葉や出来事の中に自分を脅す意味が隠され
ていると読む、うらみを抱き続ける、軽視されていると感じるとすぐに反応するなどの症
状がみられます。