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引きこもり男性が講演 「こうして抜け出した」
三十年間の引きこもり生活を抜け出した元ニートの鈴木友宏さん(35)の講演会が十六日、
大阪市浪速区恵美須東三丁目の就労支援カフェ「ココルーム」で開かれ、人間関係や自己
表現の大切さなど、前向きに生きるためのポイントが語られた。
鈴木さんが引きこもるきっかけになったのは幼稚園時代の入院。再び通園できるようになっ
たのは卒園式後で「どうして戻ってきたの」と声を掛けられたことがトラウマ(心的外傷)となっ
た。その後、いじめなどで小学校から高校にかけて休みがちになり、自殺願望を持ちながら
三十四歳まで引きこもり生活を送っていたという。
転機は二〇〇五年、就労支援を行っている同所のスタッフ募集に応募したこと。時期も時間も
拘束されない“お手伝い”の立場で仲間に迎えられたことで、人とのかかわり方をゆっくりと学んだ。
「人間関係は人間関係でしか修復できない」ことを実感したという。
好きだった写真撮影を公表したいと考えるようになったのもこの時期で、今では個展も数回実施。
自己表現の手段を得てより前向きになり、昨年度は契約社員で就職した。今後は写真関係の仕事
に就くため「ゆっくり丁寧に生きていきたい」と話していた。
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