07/03/16 22:33:28 v8pW+qEY
>>198
神経症の症状は「自我の、不安に対する防衛ないしはその破綻」が表現されたものだと思います。
たとえばこれはあくまで典型例ですが、手を何度も洗う「洗浄強迫」
過去に何か罪を犯したひとがその罪悪感を意識していないとき、「手を洗うこと」で過去の罪を洗い流そうとしている、と象徴的に解釈できるでしょう。
もっとも本来の罪悪感を意識していないわけですから、いくら手を洗っても罪悪感は拭いきれません。だから何度も手を洗うのです。
この例に用いられている自我の防衛機制は、
1. 抑圧 → 罪悪感を意識していない
2. 置き換え → 罪悪感を手を洗うという行為に置き換えている
ということでしょうか。
投影は主に知覚に関するメカニズムです。分裂病者の妄想や境界例の対人関係に用いられやすいと思いますが、強迫神経症に関しては私にはよくわかりません。