06/02/17 19:28:42 IyU3rDvh
【神経系用剤(含む別用途)/フェノチアジン系/精神神経安定剤】
【働き-1】
気分を調整する作用があるので、統合失調症にかぎらず、強い不安感や緊張感、
気分の停滞などいろいろな精神状態の改善に用いることがあります。
【働き-2】
心の病気の一つ「統合失調症」は、脳の情報伝達系に不調を生じる病気です。
現実を正しく認識できなくなったり、思考や感情のコントロールが上手にできなくなります。
幻聴や幻覚、妄想を生じることもあります。
このお薬は、そのような脳内の情報伝達系の混乱を改善します。おもに、ドーパミンという
神経伝達物質をおさえる作用によります。とくに陽性症状(妄想、幻覚、幻聴、混乱、興奮)
によく効きますが、陰性症状(感情鈍麻、思考・意欲減退)にも有効です。
統合失調症は、120人に1人くらいかかる普通の病気です。特別視することはありません。
きちんと治療を続ければ、普通の社会生活が送れます。