06/12/19 21:55:34 DN2yfRjJ
>>390
症状が落ち着かなかったり、家族とも暮らせず、一人暮らしする能力がまだない患者さんに、退院はすすめられません。
そんなとき「楽しみ」を提供して、病院にいることが少しでも好きになってもらえたら、適切な治療をする時間を作れるってことじゃないでしょうか。
病院が嫌で、無理に退院して、失敗する事例を見ているからこそ、病院内で「楽しみ」を作ることに抵抗はありません。
そしてホスピタリズムにならないように「楽しみ」の要素を多くしたり、少なくしたり、操作するのもOTの仕事のうちではないのでしょうか。
あなたの疑問は、私が新人のときに感じていたものと似ていますね。
ただ、私たちは他職種を納得させないといけないんですか?
それより、患者さんの生活を豊かにしていけるよう、そのことに納得できるよう、頑張ったほうがいいのではないでしょうか。
OTが広く知れ渡り、大勢に理解してもらったほうが、立場的に確立するし、肩書きが出来、権力ももてるのかもしれません。
でも私は、それをするより目の前の患者さんに手を差し伸べるほうに力をついやしたいという結果にいきつきました。
もちろん、一人暮らしの練習(米とぎやATMなど)や外出訓練(バスの乗り方、スーパーの利用の仕方など)なども行っています。
看護師は現在の患者さんの生活を看護・介護していくのに忙しいし、精神保健福祉士は患者さんの将来の退院先の社会資源を活用するために頭をひねってくれてますから。
そんななか、私たちがするべきことは現在と未来をつなげていくことだと思います。