07/08/17 17:46:49 WBfVAIyp
教の考えを持つ者は、主として先進諸国の都市部に暮らす国民の一部に限定されるとする意見がある。
無宗教が成立するには、以下の二つの条件が要求されるためである。
まず一つ目は、信仰を持たない自由を含めた信教の自由が保証されている国家で、
居住環境周辺の共同体によって特定の信仰を強制されることが無い、
あるいは回避しても社会的な制裁を科されることのない生活が保証され、
なお且つ周知されていなければならず、これらの条件を満たす生活環境は先進諸国の都市部にのみ限られるという条件、
もう一つは特定の宗教や信仰に傾倒ないし取り込まれることを能動的に避けるためには
広範な知識や教養を得られる環境を必要とする条件である。
したがって、これらの条件を満たすことのない途上国などでは、自らがそれを望むと望まざるをと問わず、
またそれを自覚し得るか否かをも問わず、自動的に何らかの文化的な因習・慣習を含む信仰・宗教に組み込まれ、
離脱を許されずにいるとする見解には、一定の説得力がある。