07/07/16 21:06:21 AUZgUuzF
折しも西の谷間より 能化の地蔵大菩薩
右に如意宝の玉を持ち 左に錫杖つきたまい
ゆるぎ出てさせたまいつつ 幼き者のそばにより
108 名前:紀誠[] 投稿日:2007/07/16(月) 20:36:56 ID:AUZgUuzF
何を嘆くかみどりごよ 汝ら命短かくて
冥土の旅に来るなり 娑婆と冥土はほど遠し
いつまで親を慕うとぞ 娑婆の親には会えぬとぞ
今日より後は我をこそ 冥土の親と思うべし 幼き者を御衣の
袖やたもとに抱き入れて 哀れみたまうぞ有難や
いまだ歩まぬみどりごも 錫杖の柄に取り付かせ
忍辱慈悲の御肌に 泣く幼子も抱き上げ
なでさすりては地蔵尊 熱き恵みの御涙
袈裟や衣にしたりつつ 助けたまうぞ有難や
大慈大悲の深きとて 地蔵菩薩にしくはなく
これを思えば皆人よ 子を先立てし人々は
悲しく思えば西へ行き 残る我が身も今しばし
命の終るその時は 同じはちすのうてなにて
導き給え地蔵尊 両手を合して願うなり
南無大悲の地蔵尊 南無阿弥陀仏阿弥陀仏
真言
口奄 訶訶訶 尾娑摩 曳娑婆訶
オン カカカ ビサンマエイソワカ