07/04/29 00:39:02 TW2Lwv0f
韓国では良心的兵役拒否が合法的には全く認められておらず兵役拒否者のための制度的処置(代替役務など)は法律上、一切存在しない。
2004年2月時点、521人の兵役拒否者が監獄に収監されており、毎年700人の兵役拒否者が処罰される。
韓国の兵役拒否者は大部分エホバの証人信者で拒否者は1年6ケ月から2年の懲役に処される。
一般服役者と異なり、仮釈放審査において、厳格な基準が適用され、公務員任用権剥奪、就業制限など社会的不利益を一生被る。
南北の軍事対立の中、反共主義と国家安保は韓国社会を支配する核心理念として作用してきた。
30年の軍事独裁政権を経て、個人の人権と良心の自由は国家安保という名の下で制限され、抵抗する場合、残酷な処罰により命まで失った。
兵役拒否は想像すらできないことであった。
軍事政権が終熄した90年代以後、韓国社会は民主化が進展され、人権意識も成長したが、
国家安保優先主義と絶対的兵役義務は依然として人権より優先されている。
50年間、1万人のエホバの証人信徒が兵役拒否し、現在世界で最も多い兵役拒否収監者が存在する。
しかし政府は、これに対するどんな対応もしていない。
国際人権規約加入国として国連の人権関連決議を尊重する義務と、定期的に国内人権状況を国連に報告する義務があるにもかかわらず、
これまで良心的兵役拒否に関わる実状を国連に報告しなかった。
国防省は特殊な安保環境と兵役制度の公平性を強調しながら代替服務制導入に反対している。
エホバの証人を異端規定している韓国の保守キリスト教壇も代替服務制度に対して反対している。
にもかかわらずエホバの証人の兵役拒否者は毎年絶えることなく現れている。