07/03/10 10:47:12 QWELZTXM
>>370
神様には幾つかの側面があると言う説明は違うと思うよ...
幾つかの違う神があると考えた方が良いです。
1..人間を遥かに超えた、天地創造の至高神。
聖書では創世記の冒頭とヨハネ福音書の冒頭にホンのチョット
だけ描かれてます。グノーシスの至高神はこれです。
創世記ではYHWHではなくエロヒムと書かれてます。
2..ある民(信者)の統治者であり親父でありその民(信者)を
守護する神。旧約聖書のYHWHがこのタイプです。
3..民の人気者・ヒーロー・先生が素朴にある人達にとっての権現様
になるタイプ。イエス様やマリア信仰、徳川家康はこのタイプ
だと思います。誰々はヨハネだ釈迦だと言ってるアホどもは多分
このタイプを狙ってるんだと思いますが、それぞれの人物を多少
なりとも研究した人にとっては笑止千万の御伽噺です。
この場合は神格化と同時に、それぞれの人間性はオブラートに
包み込んでしまうのが特徴です。
このタイプは時に偶像崇拝や宗教芸術に結びつきます。ーー>
キリスト像・マリア像・絵画・音楽・建築物
*グノーシスは2、3のタイプの神をデミウルゴス(不完全な神)
として、崇拝の対象にはなりえないとしてます。
*イエスについては、3のタイプとして神だとしていた人達が
いたんだと思います。それが1のタイプの神を求めていた人達
と大論争になって、政治権力の介入もあり、三位一体論と言う
玉虫色の決着を付けた(つもり)と言う事だろうと思います。
*3タイプのうち、2と3は結びつくケースもありますが、1の
至高神と権現様を結びつけるのはどう考えても不可能だと思います。