07/01/25 00:54:46 OK9r7X6b
外に権威を求めるものに生命を捧げてきた者の多くがいずれそうするように、僕はやっと落とし穴から出て、心に住む聖なる閃きとのつながりを再び取り戻さなくてはならなかった。
そこからの三年間は困難な状況が続いた。
宗教カルトを離れるのは、長年連れ添った伴侶と別れるようなもの、あるいはそれ以上に心が痛むものだった。
それまで従順に生きるという、自分で自分に課してきた誓いの“洗脳”プログラムから解放され、突如として、自分は真に自由な存在なのだと認識し、目の前に多様な選択肢があることを受け入れるのに丸一年かかった。
こうして解き放たれた者には、“規制”宗教体系の邪悪な性質が、よりいっそうはっきり見えてきた。
催眠的とらわれ、罪悪感の操作、そしてトップによる当然のような知識の専有化……。
これからは自分自身の導きのみによって生きていこう!という決意を、僕は新たにした。
これはいろいろな意味で長くて過酷な教訓だったが、それがあったからこそ僕は、僕らみんなを待ち受けている自己統治へと準備できたのだと思う。