坐禅と見性第49章 公案と見性ⅱ行く雲 at PSY
坐禅と見性第49章 公案と見性ⅱ行く雲 - 暇つぶし2ch79:才
06/12/13 20:53:14 YdBrMMGf
その記事では、十七歳の少年が白内障を除去することによって視界を取り戻したときの体験が述べられている。
手術後三日目に少年は何が見えるかを尋ねられた。
彼は大きな光の中でぼやけた物が動いていると答えた。
彼はそれらの物を見分けることができなかった。
四日後に初めて見分けられるようになり始め、二週間後にやっと目が光に慣れ、物の識別のために視覚を実用的に用いることが出来るようになった。
彼は光のスペクトラムを見せられ、急速にそれを覚えたが、黄と緑は長い間混同したままだった。
立方体や球やピラミッドが彼の前に置かれると、彼にはそれが四角形、円盤、三角形に見えた。
円盤を球の横に置くと、彼にはその違いが分からなかった。
二つの形の最初の印象を聞かれると、彼はすぐに立方体と球の違いに気づき、
それが絵ではないことを認識したが、それらの物体から四角形と円の表像を連想することはできなかったと述べた。
それが分かったのは、指で触れたときに四角形と円に触れたときと同じ感覚を感じたときだった。
立方体と球とピラミッドを手で持つのを許されたとき、彼は即座にそれらを認識し、見ただけでそれが分からなかったことに驚いたという。


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