07/09/22 18:51:45 yXp63AXQ
>>394
世界を焼き尽くし闇に落とす火炎を内に宿した古き神々は、害虫みたいなものだ。
そして、その後継ぎである人間も、エージェント・スミス曰く「ウイルス」
ほぼ害虫的な存在と言える。
そして、そんな害虫みたいな人間に恨みを残して、化けて出たのが妖怪。
しかし本来なら怨霊になっても、おかしくない各々の妖怪が抱く
某かの理由によって、妙にポジティブに生活するようになっているのが、
水木しげるが描くような「妖怪」達だ。
無念の想いで死んでいった。
だからこそ死んでからは「恨めしや」なんて言ってられない。
そこで妖怪達がやるのは、人を脅かしたり助けたりのカルマの消化なんだが、
多分、これが良いんだろうな。
人間は「死」というゴールに嫌でも向かっているために、
自分のやりたい事にも、勝利やら敗北などのゴールを定めてしまう。
それに対し、妖怪は死を通過する事により、自分が求めている
「ゴール」ではない、本当のものを見出すことが出来た者達といえる。