06/09/14 23:20:04 8EoiJYKs
昔こんな意図の文章を何かで読みました。
悩んだことのない人間は幸せだろうか?たとえば裕福な家庭に生まれて
何不自由無い生活を送り、人格も優れ、幸せのままに生涯を終えたとして、
その本人自体は幸せだったろうが、人間として本当に幸せなのだろうか?
というような文章です。今にしてみれば思う。まずこの文章の筆者は、
文章の中で「その本人自体は幸せだったろうが」と認めていた。
本人が幸せなのを、他人が横から口出しできんのか!?と今にしてみれば思う。
たいていの人は「悩む」から、悩むことこそが人間の喜びの一つ、
とでも言わんばかりの一種の「ひがみ」のように思う。
俺は悩みたくない。いや、実際悩んだこともあるだろうが、
大体の場合「悩むだけ無駄」なことが多い。
なぜ悩むか。自分の消滅が怖いからだ。間違った選択をしたなら、それによって自分は
立場を失い、消滅する、そんな深層心理が人間を「悩む」という奈落に突き落とす。
神父は言った、「生存をあきらめろ」と。「選択が重要だ」と。
自分の立場など最初から気にせず、難しい選択の先に何が待ち構えていようと
目を背けない覚悟を持ったものだけが現実を現実として生きていけるのだと思う。
そしてそれはそんなに「気合の入った」ことでもなく、
のほほんとしてればいいだけなのかもしれない。