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[5713] 『聖書』の権威を脅かした『ハンムラピ法典』 投稿者:バード 投稿日:2007/01/23(Tue) 22:04:35
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1901-1902年(明治34-35)の、ハンムラビ法典(私たちは「ハムラビ法典」と教えられた)の発見は、
『聖書=旧約聖書』の権威を脅かしたしたと言う。今では一般に忘れ去られているが、実はこの発見は
大変重要なことだったのだ。
(中略)
ハンムラピ王(在位前1792-50)は、モーセの出エジプト(前1290年頃?)より500年前の人である。
なのにどうやら、この王による『ハンムラビ法典』(我々は『ハムラビ王』、『ハムラビ法典』と教えられた)
が発見されたその時までは、『聖書』のモーセが世界最古の法典を創ったことになっていたようだ。ということだ。
ということは、それまで欧米の学問の世界では「『聖書』には世界最初の法典があるのである」と唱え、それを
常識としていたということであろう。そしてそれを根拠として、キリスト教やユダヤ教徒が威張っていたという
ことだろう。ところがそれよりも明らかに古い法典が見つかったというわけである。
そしてしかもそれは、「モーセの創った法典」に「あまりにも類似」していたのだった。
ということは、「モーセの法典」は神からの啓示で与えられたのではなく、『ハムラビ法典』のような古代
オリエント世界に広く流布していた法典を基礎としたということである。
『旧約聖書』を読むと、イスラエル人(ヘブライ人)のことしか書かれていない。それ以外の人間や国
(エジプトや、バビロンやペルシア)はイスラエル人(ヘブライ人)のための脇役(もしくは悪役)で
しかない。そのようにしか書かれていないことが判る。だからその『旧約聖書』は真実の書だと思い込み、
あるいはマインドコントロールなどされて思い込まされれば、「モーセの創った法典」が「世界最古
の法典」ということになる。それが、1901年とその翌年の『ハンムラビ法典』の発見によって、
その嘘はバレたのである。