07/10/19 13:59:36 0
流れ豚切りですが
こないだ寝る前にテレビつけたらNHKスペシャルの再放送と思しき農業問題の番組やってた。
気になったんで録画した。で、さっき見た。
内容は農業の大規模化を図る集落のトップの苦悩(昔からのやり方にこだわる住民をどう説得するか?とか)など
このスレの住人なら必ず聞いたことのある内容。
番組中に登場した経済評論家の発言が最高に痛かった。
「(農業の大規模化で)農業が持っている極めて多面的な文化、
幅の広く深さを持った農業文化さえ私たちは失っていくんですよ。
農業こそは代々親から子へ、子から孫へ引き継いでいくことで
その場に生活と職業、そして食、二つの「しょく」
職業と食糧を作っていくのが農村・村の大きな意味なんです」
もうね、突っ込みどころが多すぎて。
「幅の広く深さを持った農業文化」って、なんとおこがましい。
百歩譲って文化と呼ぶのは受け入れよう。
でも、文化というものは時代の流れに合っていなければならないわけで、
評論家氏のいうところの農業文化は現代では不要なものだ。
まぁ確かに、自分たちが守ってきた伝統文化がなくなるのは寂しい、それは理解できる。
でもそれは「廃れる」「潰れる」と否定的に捉えるからであって、
「役目を終える。ハッピーエンドだ」と前向きに考えることはできないのかなあ、と思う。