06/11/19 22:12:11
期間工(トヨタ)
毎月名古屋へ伺っているとトヨタを身近に感じる
昨夜、友人たちと居酒屋で食事し飲んでいたときのことだ。
隣席にいた4名の30歳前後の男性から声をかけられた。
「お姉さんたちは何をしているんですか」
今?
今だったら私たちは食事をして酒を飲んでいるよ、ーーーなぁんてことは言わないで(笑)、
どうやら職業を尋ねているようだ。
私たちは30代後半?40代半ばの女3人。
いわゆる専業主婦には見えないうえに、なんだか皆「ふつうの職業」ではない風なので尋ねてみたということだった。
会社経営者と、医者と、私。
なぜ職業を尋ねたんだろうと逆質問してみると、応えて。
「僕たち、4人ともトヨタの『キカン』なんです」
で、その、自らを『キカン』と、どこか自虐めいて名乗る彼らは、何度か同じ期間工を繰り返しているという。
彼らは、なぜ私たちに声をかけたのか。
「お姉さんたちって、なんか儲かってそうじゃないですか。僕たちは今、飲みながら、いったい何をやったら儲かるのかって話してたところだったんで」
へえ。
そうですか。
それは、ある意味光栄なことである。
たとえば、
「お姉さんたちって、なんか貧乏臭いじゃないですか」
なぁんて評されるより光栄だ。
でもね、
同じ居酒屋で隣り合って飲んでるわけだから、あなたたちが自らを卑下するほどには、私たちも豊かではないと思うよ。(彼らは「トヨタ」を漢字で書くことができるのだろうか、と、ふと思いつつ)
まあ、適当に話を合わせながら(私たちはオトナだから)、「若いんだからがんばってね」とか、「トヨタは日本を代表する企業だから大丈夫だよ」とか、「働いているのは偉いね」とか。
すると、
調子にのった彼らは口々にこんなことを言う。 (続く)
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