07/11/01 08:33:20 YeI/uRzX
「オタク」はもともと「お宅」で、「あなた」「(あなたの)お家」。
名前を知らない相手に対して、やや丁寧かつ、
くだけた調子で呼びかけるのに最適な言葉だった。
かつては上流階級の言葉だったのが、
日本国民の総中流化が進む事で誰でも使うようになった。
「オタク」がマニアなどを差す名詞に転訛したのは、
『コミケなどに来る人々は他人との関わり合いが希薄で、
同じ趣味の相手と付き合うにしても、
あるいは名前を呼べるほどの仲には到らず、
「お宅さぁ」などと相手を呼ぶ。だからオタク族だ』
という偏見に満ちたアホ説が蔓延した為。
今を去る20年ほど前の1980年代後半。
東京に引っ越したばかりの私は、
それ以前まで住んでいた地方の友人から電話がかかってきた時、
「オタク=マニア」の意で
「オタクが買うような雑誌が云々」
と発言。
友人は「オタク」を従来の意である「あなた」と受け取り、
「?私、そんな雑誌買わないよ?」
と言ってきて、ああまだ全国規模では浸透していないんだと思ったのを覚えている。