07/10/17 19:01:17 dw0JM6N5
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テキサス州で医師の数が増加~医療ミス訴訟の損害賠償制限で
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2003年にテキサス州が医療ミスに関する訴訟の損害賠償金に上限を設けて以来、同州での開業を求める医師が急増している。
ニューヨーク・タイムズによると、同州住民は2003年9月12日、「住民提案92」を可決。医療ミス訴訟に関して州議会が設定した
損害賠償上限について、法廷の介入を禁じている。
テキサスでは、痛みや苦しみといった非経済的な損害を被った場合、患者は、医師と2つまでの医療機関に対し、それぞれ最高
25万ドルまでの損害賠償の支払いを請求できる。原告は、治療の継続や収入の損失といった経済的な損害についても提訴が可
能だが、その賠償額は、本人が死亡した場合でも上限は160万ドルだ。
アメリカでは、15州を除く全ての州が、医療ミスに関する損害賠償額について何らかの制限を設けているが、上限額がテキサス州の
2倍程度というのが一般的だ。
テキサスの医療当局によると、03年以来、同州では医師1万878人に新たに免許を発行、その前の4年間の8391件から大幅に
増加した。今年8月には、月間過去最高となる980件の医師免許を発行、同州の医師数は4万4752人となった。それでもまだ
2500人以上の医師が免許発行を待っている。ちなみに、テキサスに次いで免許が発行されるのを待っている医師数が多いのは、
ニューヨーク州の145人、カリフォルニア州の118人、フロリダ州の100人だという。
テキサスの医師増加率は人口増加率の2倍の勢いで伸びており、人口当たりの医師数ランキングで、01年の48位から05年には
42位へと上昇した。それでも人口10万人当たり医師194人で、首位のワシントンDCの10万人当たり659人には遠く及ばない。
テキサスのこの現状に対し、一部の弁護士らは、法的な責任が限られるため、患者をより不利な立場に追い込んでいるだけではと
批判している。