07/08/27 01:28:22 QgtOdGi0
そういった意味で、人間の脳の本当の演算能力という物は、我々が普
段の生活で意識するよりも遥かに速いのですよ。「夢は長いように思え
ても実は数秒の間に見ている」とか「車に跳ねられる瞬間に、一生が走
馬燈のように思い起こされた。」等という事例は、そのポテンシャルを
示す良い例なのだと思います。サッカーという競技は、そのポテンシャ
ルをフルに発揮することを要求し、引き出します。
まあ、思考の密度が違いすぎるので、文章にし難い部分は確かに有る
かも知れません
41:テンプレ
07/08/27 01:28:53 QgtOdGi0
この頭脳のフル回転は勿論、観る側にも要求されます。展開の予測ですね。
岡目八目で、自分の予想通りの球回しに自己満足したり、その予想を裏切
る非凡なアイディアにため息をついたりします。
もちろん、この楽しみをトラップミスなんぞで妨げる様な奴には、激しい
ブーイングを浴びせたくなります。即刻引っ込めて欲しいね。
あとは、決定的なスルーパスを出すコンマ数秒前に、「ナイスパス」
などと呟いて、一人悦には入ったりとかねw
42:テンプレ
07/08/27 01:29:25 QgtOdGi0
例えばボランチ、このポジションの人間には、敵がボールを持ってる
時でも、守備だけじゃなく「もし今ボールを奪えたら、それをどう貰っ
て、どこに出すか」までを、秒単位で刻々と変わる状況の中で、その瞬
間瞬間に答えを用意しておくことが要求されます。逆に攻めている時に
も、ワンタッチで出すゴールに繋がるキラーパスのコースを探しながら、
味方がボールを奪われた場合に戻るべきポイントを意識します。
ボランチには限らないのでしょうが、この作業の質が、いわゆる攻守
の切り替えの速さを決定し、シュート体勢に入った相手FWの足下に滑
り込ませた爪先と、ゴールマウスに向かって高速運動を開始するボール
との、相互作用の有無を決定します。
43:テンプレ
07/08/27 01:30:01 QgtOdGi0
例えば、バスケットと比較してみましょう。
バスケとサッカーの大きな違いは勿論"手"と"足"、つまりはボール保持時の
キープ力の大小があるのでしょう。 ボールを奪いに行ったときの奪いやすさ、
逆にボール保持時の奪われやすさを考慮した戦術が必要となってきます。
>>42でも述べましたが、ボールを奪われる可能性が高いと、一瞬にして立場が逆
転するリスクを常に念頭におく必要があり、同程度の重み付けで想定しなければ
ならない『場合の数』が増えるのです。やっている時は勿論、観戦しているだけ
でも『頭が疲れる』のはこのためでしょう。
44:テンプレ
07/08/27 01:31:56 QgtOdGi0
フットサルとサッカーではボールの奪い易さが違うように思います。コートが狭いにも係ら
ずフットサルの方が奪いにくい。激しいフィジカルコンタクトやスライディングが禁止されて
いるというのもありますが、これ以外にも要因が考えられそうです。
他には、ピッチが平坦なため、引き技が使い易く、迂闊に飛び込むとかわされてしまうとい
うのがあります。ただ、これはあまり本質的な要素では無さそうです。
どうも、コートの狭さ、選手の絶対数の少なさの方に起因しているような気がします。
パスの精度というのは、本質的には角度・速度の精度なのですが、フットサルのように、
選手間の距離が近いと多少のパス精度の低さは許容されてしまいます。例えば10deg
程度ズレてしまっても、足を伸ばせば届いてしまうのです。同様に速度の要求精度も低
くなります。例えば激しいプレッシャーを受け、不十分な体制から足先で突付いたような
パスが、インターセプトからのカウンターの餌食になることもなく通ってしまうのです。
つまり、サッカーのように2人、3人と人数をかけて囲い込んで、ボールを奪いにいっても
この狩りの成功率は低いのです。ここで、次に人数の問題が出てきます。例えば2人で
ボールを奪いにいってかわされると、フットサルの場合、たちまちフィールドプレーヤー数
が3対2、4対2といった、圧倒的な数的不利な状況が生まれます。しかも、コートが狭い
ため、どこで奪われても、そこはサッカーだとペナルティエリアに相当するような危険なシ
ュートレンジです。
この成功率が低く、高いリスクを負う投資環境は人員の投入を躊躇わさせます。このため
人数をかけて囲い込みボールを奪いに行くという戦術がとり難くなり、ボールを持つ側と
しては、少し判断が遅れただけでパスコースが消され、激しいプレッシャーの中でボール
を奪われる心配が少なくなるのです。
45:おさかなくわえた名無しさん
07/08/27 04:16:46 GmqB8GQQ
あー、長すぎて読む気がしねー