07/07/12 01:42:03 HJ4yu5EI
2年前の話なんだけど、
おれの会社に3ヶ月の短期赴任で来ていた米国人は、ラーメン屋狂い。
こいつ、南部のど田舎出身で、ハンバーガーとスパゲティが最大のご馳走。
マジで、大人になるまで普段はハムサンドとピーナッツサンドしか食ったことなかったそうだ。
しかも日本に来る前は海外出張といば、
アフリカの秘境や中央アジアなどを回ってきたといことで、
まともな食文化を知らないんだ。
とにかく日本の食い物との出会いはカルチャーショック。
何でもはまって食っていたが、B級グルメ品。
特にカツカレーと、ラーメンと焼き餃子に感激していた。
毎日、ネットでラーメン店を探してきて食い歩きしていた。
ラーメンは店によって味が違うこと、餃子は食感とジューシーさがたまらんそうだ。
あのレイプ事件の「ペッパーランチ」も、「こんな味付けのいい肉はない」って加工肉をバクバク食っていた。
俺たちもオヤツに、冗談で「うまい棒」とか差し入れするんだが、
でも駄菓子も大好物のようで、
俺らはコンビニでベビースターやキャベツ太郎とかお土産で買っていくのが習慣化していたよ。
そいつは世界的な大手資源会社の社員なんだが、
納入する機器の仕様の調整が手間取り、2ヶ月ほど帰国が延長し、
さらに食い歩きに拍車がかかっていた。
週末は美味いもの求めに、ネットで調べて関西遠征、秋田、信州や、陸遠征もしていたな。
一度、会社の連中と富士宮まで焼きソバを食いに行ったけど、そりゃ感激してたよ。
俺たちの間では、「わざと遅らせている」って評判がたったほどだけど、
帰国の際に言ったのは、
「必ず帰ってくるよ。だって、あと300品目くらい食い残したものがあるもん」
って分厚い「ぐるなび」等をプリントアウトしたファイルをしまっていた。
でも、やつは今はマダガスカルでニッケルやコバルトを掘りに行っているそうだ。
当分は日本に来れないようだ。