07/05/01 22:55:10 2EmWKLxQ
歴史には『偶然』と見えることはあっても、厳密な意味で『偶然』はない。
崖の上にある岩が目の前に落ちるとき、人はしばしば、『偶然にも』という。
しかし、岩は落ちるべくして落ちてきたのだ。
我々が岩が落ちる兆候や、岩を落とす要因を見逃していたからこそ、現象は突然なものに見えるにすぎない。
そういった意味からいえば、世界に『偶然』はない。『必然』だけがある。
理由のない出来事は存在しないのだ。背景を理解するということはすなわち、歴史に『必然』を見出す作業といえる。
皆川ゆか 評伝シャア・アズナブル