07/01/10 15:50:07 pSwbWsrJ
起き上がろうとした時、紐を掴んでいない方の手になにか重いモノが乗っている気がした。板の間に寝ているので、枕代わりに腕を使っている俺は「はは…痺れてら」とか言いながら首を捻った。
そこには、なぜか、見知らぬ少女がいた。
本気で驚いたときは声もでないと言うが、本当に出なかった。ただ見つめ合う俺と少女。
しかし不思議と恐怖はなく、なんとなく頭を撫でている内に少女がすうっ…と目を閉じた。
それを見て、なぜか俺も眠くなり、少女を抱き枕のように抱いて眠ってしまった。
そして夕方。
父親に起こされ、あの少女はロリコンが見た夢だと割り切り夕飯の支度をしようと袖を捲った時だった。腕に、あの少女の頭があった位置に、大きな痣ができていた。
暫くしたら消えたが、あれはなんだったのか。ちなみに今でも我が家には居るはずもない子供の笑い声が響くことがある。