07/03/24 21:28:54 R+Dhmenf
361 ：花と名無しさん：04/08/17 23:00 ID:???
次の日、ﾐｽﾞｷは退学届を提出する。
そして、寮を出て行く。
「今までありがとう」と裕次郎に抱きつく。
時計を見るとそろそろ、卒業式が始まる時刻。
（先輩…お見送りできなくてごめんなさい）と謝り、
「来年になって佐野が卒業したら一緒に北海道に連れて帰ってくれるって」
「あたしもｱﾒﾘｶでがんばって、また戻ってくるからそしたらまた遊ぼうね」
と裕次郎に別れを告げる。
（さよなら "第二寮"）と歩き出すﾐｽﾞｷ。
が、歩き出したﾐｽﾞｷを桜咲生全員が道の左右に並んで待っている。
驚くﾐｽﾞｷに「お前の卒業式だ」という天王寺。
「さあ、これを付けて行きたまえ」と花（卒業生用の）を挿し、送り出す姫島。
「校歌斉唱―！」と桜咲生の校歌の中を歩くﾐｽﾞｷ。
列の先には2-Cの仲間、難波、そして佐野が待っている。
「気をつけて帰れよ それと…―」と何かを囁く佐野。
「うん まってる」と涙ぐむﾐｽﾞｷ。
「…おれ …あたし 桜咲学園の生徒でよかった」
「じゃあ 行ってきます！」
～終わり