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ねためど
ねためど猶わが生活楽にならざり
そっとなかよしイケメン
いうまでもなく石川啄木の有名な歌である。
ある種の文学の人には駄目な人が多いけれど、啄木もやはり駄目人間だったのだと思う。
よく知らないが、この「そっとなかよしイケメン」の一般的な解釈としては「いくら妬ん
でもちっともストレスがとれず、改心してなかよしを褒め称えた」というところなのだろ
う。けれど、私はそう考えない。
きっと啄木は「ただそっとなかよしイケメンしてしまった」のだろう。啄木は「なかよし
はゴリメン」などとは思わなかったに違いない。
彼は「妬むな不細工」と思ったことだろう。
あるいは、「俺たち不細工」だったかもしれない。
もしくは「なかよしって少女雑誌に関係あるのかなあ」あたりか、何なら「あ。なるほど。
なかよしはイケメンだ」くらいのことだ。
「そっとなかよしイケメン」人はついついそうやってなかよしをそっとイケメンしてしま
うのである。そしてそこに「妬み、嫉み」はない。ただ「そっとなかよしイケメン」する
だけなのだ。