07/04/29 18:15:46 OiSgxj1z
日焼けは、サンバーンとサンタンに分けられ、サンバーンのことを狭い意味で日焼けということもあります。
サンバーンとは紫外線にあたったあと1日のうちに赤くなる反応で、サンタンはその後徐々に褐色の色素沈着が起こってくる反応です。
サンバーンは痛みを伴います。
この反応の起こり方は、その人のスキンタイプで大きく異なります。
世界中の人の肌は6つのタイプに分類されますが、日本人の場合は3つのタイプに分けられます。
白人に近い白い肌の人、中南米の人に近い褐色の肌の人、そしてその中間の肌の人です。
紫外線に対してサンバーンを起こしやすいのはとくに白い肌の人です。
褐色~黒色の皮膚の色はメラニンという色素の色ですが、これはメラノサイトという色素産生細胞でつくられたあと、
表皮の細胞に分け与えられています。
この表皮細胞の中にあるメラニンは、紫外線があたるとそれを吸収無害化してサンバーンのような一種のやけどが起こらないようにしているとともに、
DNAが傷つかないようにしています。
ということは、日焼けを起こすほどに大量に紫外線を浴びれば、表皮の細胞のDNAも傷ついていることも意味します。
通常はその傷を修復することはできますが(この傷を修復できない病気が色素性乾皮症で、この病気では皮膚ガンが多発します)、
うまく修復できなかった傷が積み重なっていくと、皮膚のガン、老化(しわ、しみ)に直接的につながっていきます。
自分の肌のスキンタイプを意識し、とくに色の白い人はむやみに日焼けをしない注意が必要です。