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日本人拘束
イランで男子学生 外務省に対策本部
10月11日1時39分配信 毎日新聞
イランへ渡航中の日本人男子大学生(23)が武装グループに拘束されたことが10日、分かった。
テヘランの日本大使館から今月8日、外務省に連絡が入った。同省は10日午後3時、対策本部を設置し、
イラン政府に照会するなどして、確認を急いでいる。また、高村正彦外相はモッタキ・イラン外相に電話し、真相の解明と邦人の安全確保を要請した。
関係者によると、学生本人から大使館に電話が入り、拘束が判明した。
武装グループは学生解放のため何らかの要求を掲げているが、外務省は「明らかにできないが、新テロ対策特別措置法案とは無関係」としている。
拘束場所は最近治安が悪化しているイラン南東部のパキスタン国境付近で、学生は周辺諸国を回った後、
今月に入ってからイラン入りした。同省によると、本人に危害は加えられていないという。
この地域については、同省が危険情報を出しており、シスターン・バルチスタンとケルマンの各州は
「渡航の是非を検討してください」としている。今年8月には、この地域を旅行中のベルギー人夫婦が誘拐された。
他にもドイツ人やアイルランド人が誘拐されるなどの事件が起きている。
また、昨年12月に自動車に仕掛けられた爆弾が2カ所同時に爆発するなど、治安の悪化が指摘されていた。
海外で日本人が襲撃・拘束された例では今年4月、パラグアイで武装集団が現地在住の2人を誘拐した。
イラクでは03年11月、在英日本大使館の奥克彦氏ら2人が銃撃されて死亡。04年4月にはボランティア女性ら3人が拉致され、8日後に解放された。
同年5月にはフリージャーナリストの橋田信介さんら2人が銃撃され死亡し、同10月には香田証生さんが拘束され、遺体で発見された。
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