07/04/03 03:35:40 tN/JB3HhO
SDQNさん、こんばんは。
近畿は黄砂がキツイです。車ドロドロになります。
ソプラノさん、免責おめでとうございます。美酒飲まれましたか。
少し長くなりますが聞いて下さいますか。
僕も時効満了を迎えた時は感無量でした。
初めて武富士の玄関をくぐった時から20余年の月日が経っていました。
喜び、安堵感、そして何かしらの脱力感もありました。
最初の借金は、好きだった女の子の上京資金を援助するためでした。月給7万の僕にとって20万円は大金でした。
最初はこつこつと返済していましたが、直に「増枠」という魔の誘惑に襲われます。
融資枠がまるで自分の口座のお金のような錯覚に…借り入れがまるで貯金をおろすような感覚に…
そして時代はバブル景気に突入します。
水商売で店を何軒も掛け持ちで働き、所得は増えましたが借金も増えていきました。
一時は200ほどを完済したのですが、夫婦でマルチ商法に引っ掛かり借金は倍増。離婚、離職、生活は荒れました。
借金返済のためキツメの営業職を転々とし、最後の不動産営業も行き詰まり半ばノイローゼとなってしまいました。
そんなとき、古本屋でふと手にした本が僕の人生を変えました。本の題名は「借金踏み倒しマニュアル」。
なんだ、たかが民事なんだ。裁判なんて怖くない。取り立てなんて怖くない。
「お金がないから払えません。裁判してください。差し押さえしてください」
そんな業者との闘争は呆気なく終わってしまいます。不払いから半年もすれば来るのはDMのみとなりました。
拍子抜けしましたよ。
その後、僕は携帯サイトで多重債務相談の掲示板を見つけ、自分の経験からアドバイスするようになりました。
的確にアドバイスするために専門書も何冊か買いました。
とある書き込みから誘導されて初めて2ちゃんねるにきたときは、その巨大さに驚きました。
そして数あるスレッドの中で最も僕の興味を引いたのがココなんです。
興味深いところは色々あるんですが、やはり「踏み倒せ」というスレタイやなあ、インパクト感じたのは。
実は僕もアドバイスのなかで「踏み倒せばよい」とよく使っていました。
「踏み倒す」これは相当ネガティブな概念が込められた言葉です。
この言葉を使うと反論が多くなります。
「債務整理」と柔らかく表現すると反論は減ります。
つまり「踏み倒す」とは一般的人々にとってタブーに近い行為なのだと僕は理解しています。
しかし債務整理と表現を変えても、その本質は「踏み倒し」ですわな結局。
いかに法的権利とはいえ、自分の行為は「踏み倒し」なのだという覚悟そして自覚をして欲しい。
債務から開放された後の人生は借金とは無縁の慎ましいものにして欲しい。
二度と同じ失敗はして欲しくない。
そんな思いから僕は敢えて「踏み倒せ」と表現し提唱してきました。
そんな僕の思いによく似たものを、このスレッドに感じた。
だから僕はここでちょろちょろしているんです。
SDQNさんにも(怖いけど笑)会いたいなあと思うんです。
いつまでここにいるかは分かりませんが、今後ともよろしくお願いします。
ノシ