07/03/04 12:28:35 LpMRZYL4O
皆さん、おはようございます。
汗すみません、僕の>>587のカキコミは無名氏宛てであることの明記を失念しました。
無名氏の論を法律オタと
一蹴するのではなく、法学と現場の乖離する現実を議論の俎上に上らせることに意義があると僕は考えました。
さて以前僕は「ごめんで済んだら警察いらない」なんて揶揄しましたが、それは「ごめんで済ませることができる人種が世の中には存在する」と言いたかったのです。
「交渉力」がある人間なら、法とは自己の目的を遂行するための単なるツールに過ぎません。
また、司法の現場でも、個々の判例は演繹的であることがほとんどと僕は理解しています。
つまり、まず裁判官の「A、Bどちらを勝たせるか」という素朴な価値判断が先にあり、
それを理論建てるために法的構成を考えるということです。
帰納的思考「まず立法ありき」では現実の問題は解決できません。
ていうか浮き世の揉め事の大半は裁判所の外で解決されているし、解決できるということ。
とは言え、無名氏のように法的構成論として正論を知りそれをぶつけることは重要と僕は思います。
闇金のアンチャンに表見代理の話しをすることは全くの無駄ですが、
インテリを標榜する銀行屋に法律論から駆け引きを始めることによって巧を奏する場合を作るのも、
交渉力の一つの形と思い、無名氏へのシンパシーも込めて僕なりの表現をしました。
(しかし白熊さんのご説明分かりやすくご尤もと理解し感謝しております)
しかしながら話しを戻してしまいますが、当該問題の相談者さんの嫁さんの使い込みが、
どのような経緯で発覚したのかがイマイチ不明なのが気掛かりです。
気付くの遅すぎではないかな?なんでやろ?