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「債務整理登録は不当」 仙台の自営業者、商工ローン提訴
URLリンク(jyoho.kahoku.co.jp)
2007年04月21日土曜日
法定利息を超える金利を負担させられた上、過払いを指摘すると、信用情報機関に「債務整理」と登録され、
信用を傷つけられたとして仙台市泉区の60代の自営業男性が20日、商工ローン大手SFCG(東京)に
不当利得金や慰謝料など計約816万円の支払いを求める訴えを仙台地裁に起こした。
貸金業関係者によると、与信審査に利用される信用情報機関に「債務整理」と登録された債務者は、
貸金業者とトラブルになっていると受け取られ、新たな貸し付けを受けられないことが多い。
過払い利息の返還請求が各地で相次いでいるが、業者が返還に応じても債務者が
不利益を被りかねない実態を、今回の訴訟は問題視している。
訴えによると、男性は1997年7月、SFCGと貸借契約を結び、2006年12月まで借り入れと返済を繰り返してきたが、
利息制限法の上限を超える利率で約706万円の過払い金が生じていることが分かった。
男性から相談された弁護士が返済停止や取引履歴の開示を同社に求めると、同社は12月下旬、
信用情報機関に男性を「債務整理」と登録。男性は今年3月、登録抹消を求めたが拒否された。
男性は「過払いで既に債務がないのに、約束通り支払わないかのような『債務整理』の登録は不当。
信用が傷つき、今後の運転資金の調達に大きな支障が生じる」と主張している。
SFCGは「訴状を見ておらずコメントできない」と話している。